Geant4のインストール

Geant4は素粒子・原子核・加速器科学の分野で主に使われているMonte-Carloシミュレーションのためのツールキットです.C++で書かれており,粒子と物質の反応を模擬した数値計算ができます.

1. Geant4のサイトhttp://geant4.web.cern.ch/geant4/

からソースコードを入手します.

2. インストールの方法は

http://geant4.web.cern.ch/geant4/UserDocumentation/UsersGuides/InstallationGuide/html/installguide.html

を参考に進めます.

まずはインストールしたいディレクトリに解凍したソースコードの入ったディレクトリを置きます.ここでは仮に

/Users/user/geant4.10.04.p01

とします.以降,インストール先のパスやGeant4のバージョンは適宜読み替えてください.

3. /Users/userでmkdir geant4.10.04.p01-build

としてビルド用のディレクトリを作ります.

4. cd /Users/user/geant4.10.04.p01-buildとしてから

cmake -DCMAKE_INSTALL_PREFIX=/Users/user/geant4.10.04.p01-install /Users/user/geant4.10.04.p01 -DGEANT4_INSTALL_DATA=ON

とします.-DCMAKE_***はCMakeのオプションで,-DGEANT4_***はGeant4のインストールオプションです.ここでは,CMakeのオプションでインストール先を/Users/user/geant4.10.04.p01-installに指定しています.このディレクトリは作っていなくてもCMakeによって生成されます.-DGEANT4_INSTALL_DATA=ONは数値的に再現されている反応断面積などのデータをインストールするついでに入手してくるというオプションです.

5. 同じディレクトリで

make -jN

とします.Nにはmakeに使うCPUコアの数を指定します.

6. 同じディレクトリで

make installします.

7. インストールが終わったら,/Users/user/geant4.10.04.p01-install/binにあるgeant4.shを実行します.これで各種環境変数がまとめて設定されます.

8. /Users/user/geant4.10.04.p01/examplesにある例題をひとつビルドしてみましょう.例えばexamples/basicにあるB1をビルドするには,

cd /Users/user/geant4.10.04.p01/examples/basic

mkdir B1-build

cd B1-build

cmake -DGeant4_DIR=~/geant4.10.04.p01-install/ ../B1

make

とすればよいです.exampleB1という実行体が生成されます.

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